かりんとうまんじゅう日記

かりんとう饅頭のおいしさを知ったあの日。私の中でしがみついていた物が崩壊した。

母子手帳交付

妊娠9w。
赤ちゃんは順調に育っているよう。
母子手帳の交付手続きへ行くように医師から伝えられた。

この受診時に付き添いをお願いした。

相変わらず父親になる自覚やらを
感じず、夜中の3時までやかましくしながらゲームをしていることに我慢の限界。
エコー写真や医師からの話を聞いたり他の妊婦さんたちを見れば少しは何か感じると思ったが現実は本当に甘くない。

全て終えるのに二時間近くかかったが
自分が行った意味が分からない。
別に自分じゃないと話にならないこともないし。


言葉を失うとはこのことか。

自覚が足りないとは何を指しているのかも、わからない。
自分に何が足りないかもわからない。
自分は超能力者じゃないからその曖昧な言葉の中身がわからない。

と、地団駄を踏みながら話している彼。

とどめは、赤ちゃんなんてまだいない。
と。産まれていないんだからいないと。

絶句と絶望という文字がちらっと目の前をかすめた。

この人にどうやったら、赤ちゃんが私のお腹にいて、今夫婦で過ごす時間や私が不安であることやこの先のプレッシャーを感じていることをわかってもらえるのだろう。

頭が痛む。