かりんとうまんじゅう日記

かりんとう饅頭のおいしさを知ったあの日。私の中でしがみついていた物が崩壊した。

たった2泊3日しかいない、二人で過ごす最後の年末。 私は恐竜のゲームに負けたのだ。

2015年は大きく変わるイチネンでした。

昨年末に仕事で精神的に落ち込み(うつ病)休職。

2015年2月末で退職。退職をしたことで精神的に安定。なんともわかりやすかった。誰かTwitterで『目に入ったごみを取るように、しんどいと思うことを取り除けばいい』といったような文言があったが、まさにそれ。

見た目元気にになってきたので、仕事をしないとという旦那からのプレッシャー。ハロワで相談し、4月中旬からデイサービスの相談員のパートとして週3、4時間という正社員以外の働き方を4年ぶりにすることに。

2015年5月末、妊娠発覚。発覚時は夫婦共に驚く。更に旦那から社員になれというプレッシャー。子どもを育てるのにお金がかかるからということで。そして社員で働いてほしいという希望もあって。会社に相談し、前向きに検討してもらうことに。

このとき、旦那から出生前診断について話される。この話は後にも先にもこのタイミングでしかなかった。今思えば心配と不安が爆発していたように思う。私以上に。

 

相変わらず、旦那はマイペースである。

大好きなゲームとの付き合いは、少しずつ上手になってきているようだが今は色々便利でLINEやゲームのアプリ?でゲーマーたちがログインすれば、すぐに知らせが入る。その知らせが合図のようで、そそくさと身の回りの用意を終えて自分の部屋へ消えていく。インカムをつけてのゲームなので、声のボリュームは半端ない。盛り上がるとそれはもう中学男子生がいるかのような盛り上がり方。そして時間は過ぎていく。終わりがないのが、オンラインゲームの怖いところ。

妊娠が発覚したことで、何が変わったのかと思えば大きくは『ない』。

私がとりわけつわりがひどくなく、元気に過ごしていることが多かったのであまり効果もなく…。むしろ『なんでお腹以外も大きくなるの?それってただ太ってるだけ?』とか、平気で言ってくる始末。このときばかりは、本気で何かしてやろうかと思った。

 

とはいえ、だんだん大きくなるお腹。そして目に見えない倦怠感。頭痛と便秘がひどく、内服処方されながらも仕事を乗り切る日々。

仕事が休みの日は倒れこむこともあった。この働き方のおかげでなんとか乗り切れた部分は大いにある。

 

11月末で一旦仕事を終えた。産休に入り、里帰り出産のため実家へ帰省。

旦那に会うのも2週間に1度。今週に入り、約3週間ぶりに家に帰ってきたがすでにゲーム三昧。これには正直驚き。嫁がいてもリビングに勝手に持ち運んできたゲームを始める始末。しかもインカムつき!!!すげぇよ、逆にレベルアップしてるやん。

 

それに対して、私自身は『どうでもよくなってきた』感が強くなってきた。

この人にとって、好きなことをする時間はいつでもほしいことは理解してきた。それがないと、体調を崩すとさえ思っている。(現に仕事が忙しくゲームができないときは決まって風邪をひく。)機嫌の浮き沈みにも関わるから、それをしていれば(それさえできる環境)体調も機嫌も良好。

 

子どもが出来るまでは『自分を一番にしてほしい』と思っていた。ゲームなんていつでもできるって。

子どもがお腹にいることがよりリアルに感じるようになってからは、自分はお腹の子のことが一番だと思うようになった。この子のために自分が安定した(体調も気分も)生活をすることが一番だと思う。

一番というか優先順位といったほうがいいのかな~?ここら辺がうまく言えない…

 

たった2泊3日しかいない、二人で過ごす最後の年末。

私は恐竜のゲームに負けたのだ。

 

優先順位からすると下位になっているのだ。

だからなんだって思う。だってそうなんだもん。仕方ねーじゃん。

 

非現実のゲームの世界に浸りたいこともある。恐竜を手名付けて、トリケラトプスを仲間にしたり、ティラノサウルスの小屋作るために薪集めしたり。

『これぞ、サバイバル!!』とかわけわからんこと、言い始めたり。

好きなことに対する時間の感覚って自分の今置かれている立場や時間や空間を『消す』ような作用があるよなあ…これが没頭ってやつなのかな。

 

明日は実家に帰る。彼は年越しゲーム、正月ゲームに没頭するであろう。

願わくは、立ち合い出産希望なので『ちょっと今(ゲームで)手が離せない。』と言って来ないなんてことはないようにしてほしい。

そんなことが分かったら、子どもにしっかり叩き込んでしまうからね。

 

そんなこんなの2015年まとめ。